20周年
2025.09.22
LOSA20周年記念 連載コラム第8回。
今回は、名古屋南エージェント会の永井尚子LLCに20年の思いを寄せていただきました。
LOSAでの20年を振り返り、私の原点はどこにあるのだろうと考えた時、NHKの朝ドラを観ていて思い浮かんだのは、やなせたかしさんの『詩集 愛する歌』でした。
中学3年の時にこの本に出会い、初めて「人生とは?」「何のために?」と自分に問いかけました。
今の私、そしてLOSAに通じるのは、アンパンマンの「お腹を空かせている人(困っている人)に幸せを届けたい」という思いだと改めて感じます。
現LOSA会長・木村さんというお人柄に触れ、当初から憧れていました。その木村さんが立ち上げる会社で一緒に頑張りたい、力になりたい、世のため人のために働きたい――そう思い代理店になったのは自然な流れでした。
立ち上げ期のLOSAは本当に大変で、木村さんは時間も体力も惜しまず走り続け、お客さまや代理店の生活を良くしたいと尽力されていました。その真面目さと徹底ぶりには圧倒されるばかりで、背中から学んだことは私にとってかけがえのない財産です。
迷いや壁にぶつかるたび、道を示してくださる木村さんに、今も感謝しています。
代理店の仕事を続けながら、家庭では同居していた姑や家族の世話を担ってきました。
仕事に出る時には、家のことを整えてから出るのが私の習慣でした。
最初は理解の薄かった主人も、今では「人の役に立てることに喜びを感じる」という私の生き方を陰ながら応援してくれるようになりました。
そして何より、心から支え合う仲間がいたからこそ、ずっと続けることができました。
この20年、古くからのお客さまもいれば、ここ数年で出会った新しい方々もいます。
特に最近の出会いは、皆さんが自然にLOSAの理念を受け入れてくださり、以前よりも深い関わりを築けるようになりました。
そうなったのは、私自身が積み重ねてきた経験を通じ、LOSAの想いを自分の言葉で伝えられるようになったからかもしれません。
お客さまとしての枠を超え、一緒に食事を楽しんだり旅行に出かけたり。
気づけば仕事なのかプライベートなのか分からないほど、豊かな時間を共に過ごしています。
もしLOSAに出会っていなければ、こんなご縁は決して生まれなかったでしょう。
心に響くやなせさんの言葉のひとつ、「人生は喜ばせごっこ」――これからも「喜ばせごっこ」を実践していきます。