Column
2026.02.17
あなたは冷え性ではありませんか?
前回のコラムでは「血管力」をテーマに、血管をしなやかに保ち、全身への血流を良くすることが健康の土台であることをお伝えしました。
では、気になる「冷え」は、血流とどのような関係があるのでしょうか?

手足が冷たい、体がなかなか温まらない… それは、血管や血流の状態を知らせる、体からのメッセージかもしれません。
「冷え」を自覚している人は約2人に1人。特に、女性では6〜7割が冷えを感じているとされています。1)

「冷え」は体質だから…と軽く考えがちですが、東洋医学では「冷え症」という深刻な病気と捉えます。
大切なのは、自分の冷えの状態と原因を正しく知ることです。
体の「冷え」には、血流と体温調整が大きく関係しています。
血流が悪くなると、体温が下がります。すると、これ以上熱を逃さないよう、脳が指令を出して血管を収縮させます。
その結果、手足などの末端がさらに冷えるのです。
そこで、冷えを対策するのに最も重要なのが「筋肉」。
筋肉は、動かすことで熱を発し、さらに熱を溜めておくことができるので、筋肉量が多い人ほど体の温まるスピードが速いのです。
女性に冷え性が多いのは、筋肉量が男性の約半分で脂肪が多いためと言われています。
ちなみに脂肪は、外気温に左右されやすく、夏は温かく冬は冷たい…冷え性対策には役に立たないと考えられています。
元気なご高齢女性、黒柳徹子さんや草笛光子さんは、毎晩寝る前に50回のスクワットを長年続けているそうです。筋肉を動かすことは、若々しさの秘訣なのかもしれませんね。
また、女性特有の「月経時の血液不足」や、更年期などの「ホルモンバランスの乱れ」、若い方の「短いスカート」などによる下半身の冷えや、「衣類や下着の締め付け」も血行を悪くする要因です。
他にも、男女とも共通する原因に、「ストレス」や「生活習慣の乱れ」があげられます。
冷えを感じると、「とにかく温めよう」と思いがちです。
しかし、冷えの原因やタイプに合っていない対策では、なかなか変化を感じにくくなります。
冷えタイプをチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多いタイプが、今のあなたの冷えの傾向かもしれません。
【末端冷えタイプ】
✅ 手足の指先が氷のように冷たい
✅ 食が細い、ダイエット中で食事制限をしている
✅ 運動習慣がほとんどなく筋肉量が少ない
✅ 汗をあまりかかない
✅ 10代~20代の女性









昔から「冷えは万病のもと」と言われているように、冷えは体からの小さなサイン。
ぜひ、無理なく血流を意識した毎日を心がけてみましょう。
※冷えの感じ方や体の状態には個人差があります。本記事は特定の効果を保証するものではありません。

※動画はLINE公式アカウントからご視聴できます。
<参考資料>
齋田瑞穂「女の血管事情「布団の中でも手足が冷たい人」が寿命をのばす方法」プレジデント 2023.12.29号
1)厚生労働省「国民生活基礎調査(有訴者率)」および、冷えに関する全国調査(民間調査)