Column
2026.03.10
春は気温や湿度の変化に加え、「花粉」や「黄砂」が気になる季節です。
「最近肌がカサつく」
「赤みやかゆみが出やすい」
「いつもより敏感に感じる」

この時期は、花粉や黄砂などの外的刺激により、肌のバリア機能が乱れやすくなります。
今回は、春に起こりやすい『肌トラブルの原因』と『毎日のスキンケアでできる対策』をご紹介します。
花粉や黄砂と聞くと目や鼻の症状が思い浮かびますが、次のような違いがあります。

花粉: 体質による影響(アレルギー)が関係し、症状には個人差がある
黄砂: 体質に関係なく、誰にでも影響する可能性がある
そしてさらに、花粉や黄砂は肌に影響を与えることがあります。
花粉は、赤みやかゆみなどの肌荒れが特徴で、特に花粉症の方・敏感肌の方は影響を受けやすいと言われています。
一方、黄砂は非常に細かい粒子で、PM2.5や金属成分などの汚染物質を含んでおり、肌に付着すると刺激となります。こうした刺激が続くと、肌のバリア機能が乱れ、乾燥や肌荒れが起こりやすくなるのです。
いずれの微粒子も、知らず知らずのうちに私たちの肌に付着し影響を与えます。
だからこそ、肌をやさしく洗い流し、うるおいを保つケアが重要なのです。
バリア機能とは、肌を外部刺激から守る働きのことです。
肌の一番外側にある角質層がこの働きを担い、乾燥や花粉・黄砂などの刺激から肌を守っています。
健康な肌は、水分と油分のバランスが整い、潤いが保たれた状態です。

肌の奥で生まれた細胞が上へ押し上げられて角質層となり、肌のバリア機能を支えています。

肌のバリア機能は「皮脂膜・細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)」のバランスで保たれています。
① 皮脂膜(ひし膜)
肌の表面にある、汗と皮脂が混ざった天然の保護膜。外部刺激から肌を守ると同時に、水分の蒸発を防ぐフタの役割をしています。
≪近い働きをする成分≫ ホホバ種子油・スクワラン・オリーブ果実油・マカデミアナッツ種子油
② 細胞間脂質
角質細胞のすき間を埋める成分で、レンガの間のセメントのような役割をしています。肌の水分を保ち、乾燥から守る大切な働きがあります。
≪近い働きをする成分≫ セラミド・脂肪酸(角層のバリアを支える脂質)・アミノ酸類・PCA-Na・乳酸Na
③ 天然保湿因子(NMF)
角質細胞の中に存在し、水分を抱え込む働きをしています。肌のうるおいを保つために欠かせない成分です。
≪近い働きをする成分≫ アミノ酸類・PCA-Na・乳酸Na・グリセリン
◎この3つのバランスが整うことで、肌のバリア機能が保たれます。
スキンケア商品を選ぶときは、上記のような保湿成分に注目してみてください。

花粉や黄砂を落とすためにも洗顔は大切です。こすらずよく泡立てた泡でやさしく洗い、ぬるま湯でていねいにすすぎましょう。帰宅後に早めにメイクを落とすこともオススメです。

洗顔後はすぐに化粧水やクリームで保湿し、肌の水分の蒸発を防ぎましょう。
🌱 肌にやさしい化粧品を

肌が敏感になりやすい時期は、刺激のある成分は避け、保湿効果が高く、肌にやさしい化粧品を選ぶことが大切です。
① クレンジング
メイクなどの油性汚れをやさしく浮かせて落としながら、肌を刺激物質からの侵入をブロック。皮脂膜に近い天然由来成分を配合。
クレンジングマッサージクリーム
スクワラン、ホホバ種子油 など
② 洗顔料
濃密泡で肌をこすらず、汚れを吸着するように洗い上げます。角質細胞内に侵入しないように防御する、細胞間脂質に似た成分を配合。
マイルドウォッシュEX
セラミド、脂肪酸(パルミチン酸・ステアリン酸)、マカデミア種子油 など
③ 化粧水
洗顔後すぐに潤いを補給し、乾燥・肌荒れを防ぎキメの整った柔らかい肌へ導きます。肌の天然保湿因子(NMF)に含まれるアミノ酸を配合。
ゲルローションPT
アミノ酸類(セリン・ヒドロキシプロリン・グリシン・アルギニン)、PCA(ピロリドンカルボン酸)など
④ オイルケア
植物オイルが肌をやさしく包み込み、潤いを守ります。洗顔後などで一時的に失われた皮脂膜の代わりとして水分の蒸発を防ぎます。
リッチオメガオイル
マカデミア種子油、スクワラン など
L′sハーブエッセンシャルオイル
オリーブ果実油、アルガニアスピノサ核油、ヒマワリ種子油、ゴマ油 など
⑤ 保湿クリーム
仕上げに潤いを閉じ込める保湿クリームです。肌のバリア機能を支える皮脂膜・細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)に近い成分をバランスよく配合。
さらに、話題の美容成分も配合しています。
※くわしくはこちら
リッチモイストクリームPT
皮脂膜:スクワラン、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油 など
細胞間脂質:セラミドNP、グルコシルセラミド、レシチン など
天然保湿因子(NMF):アミノ酸類(アルギニン、セリン、ヒドロキシプロリン)、グリセリン、乳酸Na、PCA(ピロリドンカルボン酸)など

春は肌が不安定になりやすい時期。
やさしい洗顔としっかりした保湿を心がけ、変化に負けない肌を目指しましょう。
肌の状態に合わせたスキンケアで、心地よい春の肌をお過ごしください。