Column
2026.08.11

厳しい暑さが続く毎日。水分・塩分補給や十分な休息など、熱中症への備えが欠かせません。
近年の大規模調査では、熱中症にかかったことがある方は、ない方に比べ、白内障の発症リスクが約2倍だったという関連が報告※されています。※名古屋工業大学・金沢医科大学 調べ
目の健康を保つためにも、熱中症対策は大切ですね。
目は、光や形を映像として捉えます。その情報を処理するのは「脳」です。つまり、見ることは目と脳の共同作業です。

すこやかな毎日のために、目と脳をセットでいたわる習慣を始めてみませんか。
紫外線やブルーライトを浴びると、目の負担や老化につながります。

特に、年々強くなる「紫外線」は、朝夕は太陽の位置が低く目に入りやすいため要注意です。外出時は日傘や帽子に加え、UVカット機能のあるサングラスを選びましょう。濃い色のレンズは瞳孔が開いてしまうため、薄めの色がおすすめです。
太陽光に含まれる「ブルーライト」は、朝日として浴びると体内時計を整えますが、夜のパソコンやスマートフォンの強い光は、目や自律神経に悪影響を与えます。夜の使用はなるべく控え、目を休ませましょう。
また、目の水晶体や黄斑部にある成分「ルテイン」は、ブルーライトを吸収する働きがあります。しかし、残念ながら40代を過ぎると、この黄斑部のルテイン量は減少してしまいます。
光によって発生してしまった「活性酸素」には、β-カロテンやビタミンC・E、ルテイン、ポリフェノールなどの抗酸化成分が有効です。これらは、緑黄色野菜や果物、色の濃いベリー類などに多く含まれています。
なかでも「ルテイン」は2つの役割、光老化対策と抗酸化作用があり、目の中で活躍する「ブルーライトカットのサングラス」と言えます。
ルテインは体内で作ることができないため、ほうれん草やブロッコリー、卵黄などから継続して摂取することが大切です。毎日の食事だけでなく効率の良い量を補うために、サプリメントを取り入れるのもオススメです。
糖は、体を動かすために欠かせないエネルギー源です。しかし、高血糖の状態が長く続くと、網膜の細い血管が傷ついたり、水晶体が濁りやすくなったりします。
糖尿病の代表的な目の合併症が「糖尿病網膜症」です。また、糖尿病のある方は「白内障」にもなりやすいと言われています。
血糖値の管理とともに、定期的な眼科検査を大切にしましょう。
また、普段の食事では、食物繊維の多い野菜から食べる「ベジファースト」や、よく噛んでゆっくり食べることを意識し、血糖値が急に上がりにくい食べ方を心がけたいですね。
目のケアと一緒に考えたい「脳」のケア。
脳は、水分を除いた重量の約6割が脂質。なかでもDHAは、脳や目の網膜に多く存在する代表的な脂肪酸です。
そこで、注目したいのが「クリルオイル」。
クリルオイル由来のDHA・EPAは、オキアミから抽出される成分で、一般的な魚油由来のDHA・EPAとは大きな違いがあります。
一般的な魚油では、DHA・EPAの多くが「中性脂肪型」です。一方、クリルオイルは「リン脂質型」で、水にも油にもなじみやすい特殊な性質なので吸収が良く、 脳関門を素早く通過して細胞に届きやすいと言われており、脳と非常に相性が良いです。
さらに、網膜にもDHAはたくさん存在しているので、目にも吸収の良いDHAは必要です。
クリルオイルには、赤い色素成分「アスタキサンチン」が含まれています。このアスタキサンチンは酸化を抑える働きがあり、酸化しやすいDHA・EPAにとって、アスタキサンチンが一緒に含まれていることは大きな長所です。
DHA・EPAを摂取するのであれば、質が良い「クリルオイル」がおすすめです。
目から入る情報は、脳へと届けられ、私たちの行動や判断、毎日の楽しみにつながっています。
健康でイキイキとした100年ライフのために、食事や生活習慣を見直しながら、「目と脳を一緒にケアする習慣」を今日から少しずつ続けていきましょう。
※本内容は「LOSAオンライン健康講座④」をもとに構成しています。
LOSA健康アドバイザー/管理栄養士
松本千賀子 監修